Press Release

プレスリリース/2015.09.03

地域に新しい働き方を広げる「エリアパートナープログラム」を開始


ランサーズ、地域に新しい働き方を広げる
「エリアパートナープログラム」を開始


―自治体や地域事業者とともに、若者や女性の仕事支援を実現する新たな地方創生モデルを確立―


日本最大級のクラウドソーシングサービスを運営するランサーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:秋好 陽介)は、地域に新しい働き方を広げる取り組みとして、「ランサーズ エリアパートナープログラム」を開始しました。本プログラムは、「ランサーズ エリアパートナー」である自治体や地域の事業者が、ランサーズと連携して、クラウドソーシングを通じた仕事機会の創出や、仕組み作りを行う取り組みです。先行事例として、自治体では鹿児島県奄美市、民間企業では福岡市に本社を置く西日本新聞社、地域団体としては群馬県桐生市に拠点を置くNPO法人キッズバレイが活動をスタートしています。ランサーズは、全国から新たな「エリアパートナー」の募集を行い、地域と共に新しい働き方、地方創生モデルを確立し、フリーランスの働きやすい世界の実現を目指していきます。

 

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1. 背景

ふるさとテレワーク画像①総務省の発表した人口推計1によると、全国47都道府県のうち40道府県で人口が減少し、年収の高い都道府県に人口が集まっており、都市部と地方の格差は広がっています。地方から東京への人口流出を食い止め、東京の一極集中を是正していくためにも、地域経済の活性化、雇用の創出が急務であると言われています。

※1  総務省発表の人口推計(平成26101日時点)

 

ランサーズは「時間と場所にとらわれない新しい働き方の創出」の実現を目指すクラウドソーシング業界のパイオニアです。2008年以降依頼件数は71万件、依頼総額 586億円にのぼり、官公庁や上場企業に至るまで多くのクライアントに利用されています。年々増加するこれらの仕事は54%が東京から発注され、それらを受注している75%は東京以外の地域であり※図1、また、登録ワーカー(ランサー)の8割は地域在住者※2 です。ランサーズは、仕事における地理的制約を解き、地域に仕事の再分配する役割を担っています。

※2東京以外の地域を指す


2. 「ランサーズ エリアパートナープログラム」の概要

「ランサーズ エリアパートナープログラム」とは、地域のエリアパートナーとランサーズが連携し、地域のニーズに応じた仕事を創りだすきっかけや仕組み作りを行う取り組みです。「ランサーズ エリアパートナー」とは、地域での新しい働き方の創出に共感する自治体や地域事業者であり、地域のニーズに基づいた以下3つの活動を主に行います。

 

1)「広報」 インターネットを活用し自宅にいながら働きたい人材に向けて情報を発信します

2)「人材育成」 人材育成を通じて、若者・女性への仕事獲得を支援します

3)「仕事機会の創出」 地域外の仕事を獲得することで、地域における循環経済を構築します


3. 「ランサーズ エリアパートナープログラム」の活動メリット

自治体や地域事業者は、本プログラムを通じて、地域に新たな仕事機会を創ることが可能になります。これまで地域が雇用創出を行う際には県内への企業誘致が主流であり、それには多くの労力や投資が必要でした。本プログラムを活用することにより、地域は大きな設備投資をすることなく、仕事を創出することができ、地域の雇用創出、若者、女性の就労につなげることが出来ます。

 

ランサーズは、2012年より全国47都道府県でフリーランスの交流会を行い、フリーランス一人ひとりの声を集めていく中で、地域のフリーランスが気軽に相談できる地域のフリーランスコミュニティや、教育の機会が、各地域に不足しているとの課題意識を持っていました。本プログラムでは、地域に根付くエリアパートナーとランサーズが連携することで、地域のニーズを吸い上げ、地元のワーカーに真に必要とされるフリーランスのコミュニティや教育機会を創りだすことを可能にします。


4. 先行事例

ふるさとテレワーク画像①

● パートナー事例1 : 鹿児島県 奄美市

ランサーズと鹿児島県奄美市は2015年7月に提携し、「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を発表しました。2020年までに200名のフリーランスを育成すること、50名のフリーランス移住者を誘致することを目標に、現在、フリーランスコミュニティの立ち上げや、フリーランス向けの教育プログラムを自治体とともに開発、実施しています。

 

● パートナー事例2 : 福岡県 西日本新聞社

ふるさとテレワーク画像①

ランサーズと西日本新聞社は、九州経済の活性化、新しい仕事機会の創出、IT事業振興に寄与することを目指し、国内初の地域クラウドソーシング「九州お仕事モール」を開設しました。現在、主婦やシニアへの在宅ワークの浸透、学生を含む幅広い年齢層への人材育成、地元企業の利用拡大に取り組んでいます。デジタルハリウッド福岡校とも事業提携し、WEBデザイナーや主婦を対象とした教育機会の提供に力を入れています。

 

● パートナー事例3 : 群馬県 桐生市 NPO法人キッズバレイ

ふるさとテレワーク画像①

ランサーズとNPO法人キッズバレイは、「日本一、ママフリーランスが輝ける町」を目指し、子育て世代やフリーランスへのコミュニティ形成、教育機会の提供を行っています。商店街の空きスペースを活用した、コワーキング&コミュニティスペースをハブに、子育て世代のくらしと働くを支援することで地域の活性化を目指しています。

 

ランサーズは、新しい働き方の創出に共感する「ランサーズ エリアパートナー」を、全国より募集します。そして、各地域のエリアパートナーと共に、新たな地方創生の在り方を実現していくとともに、フリーランスの働きやすい世界の実現を目指していきます。


5. ランサーズ株式会社について

ランサーズ株式会社は、「時間と場所にとらわれない新しい働き方をつくる」ことをビジョンに掲げる日本最大級のクラウドソーシングサービス「ランサーズ」の運営会社です。企業の経営資源のオープン化を人材活用の側面から支援することで、企業経営の効率化や新事業の創出によるイノベーションの加速に寄与しています。また、地方自治体や行政との協力・提携を通じて、東京一極集中を是正し、日本全体に仕事の再分配が行われる仕組みを広げています。その他、47 都道府県で交流会を行い、フリーランス一人ひとりの声を集めるとともに、正社員、非正社員に「第3の働き方」を広く発信し、「個のエンパワーメントの実現」を目指しています。