Stakeholders Talk 5

Lancers
Naoki Uneo
Freelance
Yohei Higashi

ランサーズ株式会社マーケティングコミュニケーション部畝尾 尚季東京都多摩市出身。学生時代に経験した海外生活で、「選択肢のある人生」や「人生における豊かさ」に興味を持つ。大学卒業後、広告制作会社にてプロデューサー職として勤務。様々な制作現場で、多くのフリーランスと関わりながらビジュアル制作を経験。ランサーズのビジョンに共感し参画。フリーランスライター・ディレクター東 洋平 氏2011年大学卒業後南房総に移住し様々な地域活動に参画。農と芸術をテーマとしたフリーペーパーの刊行を経て地域ライターに。南房総エリアの人や団体をテーマとした様々な記事を担当するほかイベント企画や音楽制作も行っている。2016年ランサーズに登録すると同時に南房総市での地方創生事業を知り地域ディレクターに立候補。テクノロジーを活用した地方での新しい働き方を普及し、豊かな南房総の発信に取り組んでいる。

三位一体によるコミュニティ形成で、
町が輝く未来の実現へ。

移住先に選んだ土地で、フリーライターとして活動してきた東 洋平氏。様々な巡り合わせを経てランサーズと出会い、ディレクターとしても活躍し、自身のキャリアの幅を広げてきた。見出した役割を胸に、描く地域の未来。大好きな町が今よりももっと輝くために、地域活性のキーマンはクラウドソーシングを活用し、町自体で仕事を創出する地域のエコシステム実現を目指す。

クラウドソーシングと出会い、自身のキャリアを広げる

畝尾)東さんには昨年から、南房総市とランサーズの取り組みの中で、ディレクターとしてご活躍いただいています。南房総に居を構え、地域の一員として活動されていますが、どういった経緯で現在の働き方に至ったのでしょうか。

東)私は2011年に南房総へ移住してきました。前の年に音楽レコーディングのため南房総のスタジオに通っていたところ海や自然の豊かさに魅かれ大学卒業後そのまま移住してしまったんですね。ところが震災の影響で予定していた音楽の仕事は減ってしまい……。
一次産業は疲弊し、震災の影響もあって元気を失っている地域のために、何かできることはないかと考え、フリーペーパー制作やイベント、ファーマーズマーケットをやったりしていました。その中で、観光協会の方とのご縁があり、ライターとしても活動するようになりました。
その後は、農業系の企業やIT企業でライターとして雇ってもらい、2年ほど働きました。転機となったのは、無印良品さんが運営するWebサイトの仕事です。2015年に「ローカルニッポン」というサイトが南房総を焦点地域として活動すると決まり、声をかけていただきました。思い切ってフリーライターとして独立することを選んだんです。

畝尾)その頃、南房総市さんとランサーズの取り組みで、地域に根差したディレクターの方を探していた際に、東さん自ら名乗り出ていただきランサーズに研修に来ていただきました。ランサーズでのディレクター研修を終え、ライターからディレクターと、ご自身のキャリアを広げて活動されていますね。

東)地域でフリーランスの方々をまとめるディレクターとして、案件だけでなくセミナーにも関わらせてもらっています。
セミナーは全6回で、受講生のチューターのような立ち位置でやらせていただきました。セミナー受講生は14名。その14名の方々へチャットを使っての振り返りや気づき、課題の提出といった部分でまとめ役をさせていただきました。

地域活性のスタートは人が集まりコミュニティを形成すること

畝尾)住む場所に捉われず、仕事を受けられるということをご自身で経験されてみていかがですか。 ITを活用して他地域の案件を受注するといった働き方は、南房総には今までになかったように思います。

東)強烈なインパクトですね。オンライン上だけではない、顔の見える横のつながりが存在する「地域」という強みを生かして、クライアントさんに信頼のご提供が出来たり、大規模な案件を受けることが出来たらと思います。そうすれば、僕だけが稼ぐということではなくて、地域のいろんな方たちと仕事をシェアしてみんなでやっていくということが可能になるんじゃないかと。
もともと、地元ではパソコンを使わない仕事についている方が大半ですが、インフラは整っていて、IT利用者にとっては移住しやすい環境になっているんですよね。でも、たとえインフラ自体は整っていても、生かす方法がわからない。僕も含めて、それがどういう可能性を秘めているかというのを知らなかったんですね。

畝尾)移住してきて間もない方は、基本的に地域との関わりはまず無いと思います。たとえば東京から移住してきた人が仕事を探しているときに、そこにクラウドソーシングのコミュニティがあったら、移住者が地域に溶け込む上ですごく大きなきっかけになるかもしれないですね。
つながりが生まれて、みんなで何かを一緒にするというのが地域活性のスタートになると思うのですがいかがでしょうか。

東)地域活性のスタートは事業というよりも人が集まりコミュニティを形成することなのかもしれないですね。
自ら積極的にクラウドソーシングを利用して仕事ができる人も、もちろんたくさんいると思います。でも、実際に顔が見えるという環境がモチベーションにつながるということもあると思うんです。
一人でずっと仕事をしていると寂しくなることもあるかもしれない。もしかしたら、集まって仕事をしているときに安心感を得ることもあるかもしれない。何人かで、週に一回集まったりするだけでも違うでしょうし、そこで仕事に関することを共有することで、チャット上のコミュニケーション以外での気づきがあったりするかもしれません。

地域に生きるフリーランスとして新たなステージへの挑戦

畝尾)現在に至るまでのお話を伺いましたが、今後はどのような活動を考えていらっしゃいますか。

東)今後は、より南房総を深堀して発信していくことを考えています。地域に住んでいるからこそわかる良さや、気を付けたほうがいいことも含めて発信できると思うんです。縁あってライターをやらせてもらい、自分でやってきた、わかってきた発信の方法もあるので。
それを一人でも多くの人と共有していけば、地域の中に発信を役割とした人が出てくると思うんです。発信する方が増えれば増えるほど、その町っていうのは輝くと思います。なので今から僕がやりたいのは、そういった方たちと繋がっていくことと、一緒にスキルレベルを上げていくことです。

畝尾)おっしゃる通り、多くの方が自らの地域を発信していくことでより町の持つ魅力、地域の自然の豊かさやその土地の文化が、他地域の人たちの目に触れる機会が増えますね。地域に興味を持つ人が増えると思いますし、現在住んでいらっしゃる方は地元の魅力を再発見して、もっと自分の住む町が好きになるということもあるかと思います。
お仕事をいただけるようになって、チームとして受けてほしいという依頼も増えてきました。一人では受けられないような量でも、セミナーで育った方たちと手分けしてできるようになったらいいなと。
今年は講師としても活動していきます。そこでまた新たに見えてくるものもあるかなと思います。

畝尾)東さんの考える未来を実現するにあたって、私たちは同じ目的、お互いが実現したい世界を支援し合うステークホルダーかと思います。実現するにあたり、ランサーズに期待することはなんでしょうか。

東)ディレクターとして活動し、安定した仕事のサイクルをつくりあげるまでは本当に必死でした。一方で、ランサーズ社内のディレクターの先輩方の見識というのはものすごく深く、彼らと同じ土俵に上がるためにはどうすればいいのかを考えます。なので、個人的にはよりスキルアップするうえで、勉強の機会があったら良いなと思いますね。
もう一点、地域の企業はクラウドソーシングの使い方をあまり知りません。知っていれば、社内コストの削減やリソースの確保など有用な部分がたくさんあると思うのですが、まだまだ知らない企業が多い。ランサーズには、ますます「クラウドソーシング」の認知を広げていってほしいと思います。
地域のフリーランスが自走していく上で、セミナーを受講した方が一人で仕事をとれるようになったら、コミュニティはもう必要ないという人がいてもいいと思うんです。
ただ一方で、みんなでいるから大型の案件が受注できるというメリットも出てくると思います。それはランサーズだけではなく、ほかの仕事にもつながる可能性も秘めている。緩やかなフリーランスの集まりみたいなものが形成されることが重要なのかなと。自治体とも連携しながら、地域住民のコミュニティ形成に焦点をあててやっていきたいなと思っています。

畝尾)私たちが作りたい世界というのは、各論では違いますが総論では同じなのではないかと思うんです。地域で様々な仕事が生まれて自分たちだけでは受けきれないとなったら、今度は発注者としてランサーズをご利用いただいて、というサイクルが生まれることもあるのではないでしょうか。全国の仕事をやっていただくというのも面白いのですが、培ったスキルが地元に返っていくというのが良いかなと思います。
本日はありがとうございました。大型の案件をお願いできるように、そして地域のなかで仕事が生まれ、町が輝けるようお手伝いできればうれしいです。引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。東さんの今後のさらなるご活躍を期待しております。

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